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家族が自宅で急死した場合、どうすれば良いのか

2021年7月1日(木)

朝起きてこないから見に行ったら、息をしていなかった。風呂から出てこないので見に行ったらぐったりしていた。実際に40代の方でも就寝中や入浴中に突然亡くなってしまう事は多くあります。もしもある日突然家族が自宅で急死した場合の事について解説します。

 

 

1.まずは119番へ電話、死後数日経ってしまっている場合は110番へ電話

息をしてないと言っても蘇生の可能性がある場合があります。まずは救急車を呼び、救急隊員の指示に従います。一人暮らし等で発見が数日後になってしまった場合は警察に電話します。

救急車で病院に搬送される場合もありますが、あきらかに死亡してから時間が経っている場合は搬送されません。救急隊員が警察を呼び、警察官が自宅へ来ることになります。警察が来るまでご遺体には触らずそのままにしておきます

 

2.警察による調査

事件性の有無を確認するため警察による現場検証、事情聴取が行われることになります。ご遺体は警察へ搬送されます。警察指定の医師が検視を行って死因を特定しますが、検視だけで死因が特定できない場合は解剖が行われます。解剖は専門の病院で行われますので解剖が行われるまで数日間、警察でご遺体を保管するようになります。

 

3.死体検案書を受け取る

死因が特定されると連絡があります。検視を行った医師の元へ行き「死体検案書」を受け取ります。この時検視料として5万円程度支払います。死体検案書を受け取ったらコピーを一部警察署に届けます。死体検案書は死亡診断書と同じものなので、役所への死亡届に必要なものとなります。

 

4.ご遺体の引き取り

死因の特定ができ事件性が無いことが確認されるとご遺体の引き取りができます。ほとんどの場合、警察署での引き渡しになりますので、葬儀社へお迎えの依頼をしておきます。ご遺体の状態が悪い場合はすぐに警察署で棺に納める場合もあります。

 

落ち着いて行動を

急死は病院で亡くなる場合や在宅医療の場合に比べてやるべき事が増えます。元気だった人が突然亡くなってしまう事は現実に起こりえます。動揺されると思いますが落ち着いて行動しましょう。とくに事件性を疑われないためにも明らかに死亡している場合は不用意にご遺体を動かしたりするのはやめましょう。

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